daily life.

ドラマを重箱に見立て隅々を箸で突くブログ。

ラスト・フレンズ 最終話 未来へ






なんだ・・この〆は・・・。






 全国のラスト・フレンズにハマりにハマっておられた皆々様の中で、
もし今夜の最終話をまだご覧になられていない方がいらっしゃったとすれば、
私は声を大にして貴方に伝えよう。

「見ないで・・美知留。」 と。




これは・・このラストは・・・俗に言う「あーあ、やっちまった。」レベルなのではないのか?
単刀直入に申し上げても宜しければ、


コケた。



というレベルではないのか・・・・・・・・・・・。








気を取り直しつつも、もはや脱力気味の中、
仕方がないので最終話を最初から追ってみることにしよう。

そこにある、それおかしいやろ?なる矛盾点が、
あまりに彼方此方に散らばっていた、ラスフレ最終話。

もうこれは重箱の隅を突きまくって、
ラスフレにラストな別れを告げるしか、
我々に残された道はない。

この胸の奥、確かにシコリとなり残った、
得体の知れないラスト・フレンズ最終話への奇妙なフラストレーションの緩和。

此方を訪れてくださったラスフレファンの皆様の、
せめてもの慰めの場とならんことを、私は此処から祈っています。








ソファに横たわりウエディングドレスを抱き抱え、
血塗れとなり死んでいる筈の宗佑は、

何故か腹式呼吸中であった。


どう見てもまだ息があるように見えて仕方がないのだが、
泣いているばかりで119番しようとしない美知留。

あげくの果てにはそのまま宗佑をソファに放置したまんまで
部屋から逃亡を図る美知留には開いた口の塞がらない視聴者。


例えどう見てもこれはもう手遅れだと思う状態であろうとも、
普通は119番するのではないのか?
美知留の精神に危機的にヤバいものを感じる。


宗佑の残した遺書代わりの美知留への手紙によれば、
彼は美知留の世界の全てでありたかったようだが、
愛し方が分からないことで、このまま自分がこの世に存在していれば
美知留を縛り付けるだけだと判断したようだ。

心臓を止めることで、美知留を自由にしてあげるという選択を取ったらしい宗佑。


いつ、「・・生きてるよ、美知留・・。」と
その目を見開き美知留へと再び微笑みかけ襲いかかるだろうかと、
期待をしつつひたすらに待った私の精神状態を、
ラスフレ末期症候群と名付けよう。今、同志を此処に募る。




瑠可はレースで実にあっけなく優勝していた。
感動もへったくれもないほどあっけなく。

記者会見で例の性同一性障害記事について
記者より瑠可へと質問が飛ぶが、
瑠可は、
“男でも女でもなく一人の人間として応援してくれた”
家族や友達への深い感謝の意を述べることで、
記者の質問を爽やかに躱したようだ。


祝賀会場にてエリより、
「瑠可は瑠可じゃん!」なる言葉も頂戴し、
号泣する瑠可は、ようやく
長年苦しんできた場所から1歩先の未来へと
歩き出すことができたようだ。

そんな瑠可をタケルが優しく見つめている。




タケルは美知留を心配し
連絡してみようか?と瑠可に言うが、
瑠可は「美知留は私を受け容れられなかったのだ。」と
それを拒否る。

そこへ美知留の母親から電話が。


宗佑が自殺したことを知る、シェアハウス一同。


なんと、先週エリに「奥さんのとこ戻れば?」と言われたおぐりんは、
祝賀会場で姿を見かけなかったので、てっきりそのまま奥さんのところに
戻ったのだなと思いこんでいたおぐりんは、
しっかりシェアハウスに御健在であった。


自分が言った酷い台詞が宗佑を自殺に追い込んだのでは?と
心を痛めるエリを庇うおぐりん。

美知留はどうやら参考人として警察の取り調べを受けたようだ。

参考人どころか、ある意味宗佑殺しの罪に問われてもいいレベルな美知留。

そんな殺人犯ふうゆご認定の美知留よりシェアハウスに葉書が届く。


「シェアハウスの皆様へ

私は一人でやっています。

心配しないでください。」



思う存分心配してくださいと言わんばかりの美知留の文面だが、
全く心配していない視聴者が大半だと思われるので軽くスルーし先へと進もう。




おぐりんは荷物を纏めていた。

なんと!ミラノなんてお洒落な諸外国への転勤が決定したらしいおぐりん。

さぞやミラノも迷惑なことだろう。

「奥さんどうするの?」というエリの言葉に
曖昧な反応を見せるおぐりんの様子より、
おくさんもミラノへついていくことを悟るエリ。

エリさん、ごめんねと謝るおぐりんへと、
ごめんねなんて言葉は失礼だよと彼を窘めるエリは、
「ありがとう」と言いやがれと半ばおぐりんに強制だ。

蚊の鳴くような声で、「ありがとう・・」と呟くおぐりん。


現在大人気らしい、ラスフレマグカップだが、
おぐりんカラーのグリーンだけは購入を避けたいところだ。

勿論、美知留色も。

しかし誰のどんな色をチョイスしたところで、
不幸がわんさか舞い込んできそうな、呪いのマグカップ。

ご購入された方のお気持ちがイマイチ分からない、茶の間のふうゆ。



次の日、おぐりんはいなくなっていた。

いなくなったことを訝しがる瑠可とタケルへと
おぐりんが出て行ったことを伝えるエリ。

「しょうもないヤツだなアイツ。」という瑠可の正当評価に、
「いい男だったよ。」と痘痕もエクボMAX発言のエリ。





美知留はセカチューのような場所で一人佇んでいた。

どうやらそのまま海に飛び込み命を絶つ算段らしい。

とっとと飛び込んでもらおうじゃないか。

ふんぞり返ってその瞬間を待つ私の目の前に、目の前に、目の前に



「杏!」




失礼、「美知留ちゃん?」と呼びかける謎の老婦人が。




まさかラスト・フレンズにて杏婆ちゃんと再会できるとは。

一気に銚子の海が島根の海にはや変わったのは私だけではあるまい。


今の今まで死のうと思っていた女、美知留は、
杏婆ちゃんの握ったやたらとでかい握り飯を頬張っている。

死ぬ気などサラサラになかったとみていいだろう。


杏婆ちゃんと美知留の母親はどうやら知り合いのようだ。

美知留へと住む部屋を宛がい、旅館の仕事まで面倒みてやる杏婆ちゃん。

何処となく水瀬杏に似たものを美知留の中に感じ取ったのだろうか。
甲斐甲斐しさは砂時計そのままの彼女に苦労性という言葉を贈ろう。




旅館の調理場にて働き始めた美知留は、
ご飯の炊ける匂いでつわり勃発なるご定番シーンにより、
妊娠5週目を産婦人科医より告げられる。

あの日あの瞬間の宗佑の子だ。

血圧が異様に高いらしい高血圧美知留。

高血圧合併症などという病名をいただき、
出産の際には非常に母子ともにリスクがどうやら高いらしい美知留。




突然の妊娠に動揺を隠せない美知留だが、
そこは運命をご都合主義に己の中で纏め上げ受け容れることにかけては
右に出る者はいない美知留だ。

宗佑との役所での初めての出会いを思い出す美知留。

役所を出る美知留を追いかけ、
忘れものですよと宗佑が手渡したのは美知留の携帯。

・・・・必要な情報源はこの瞬間もしや全て手に入れたのか?な宗佑だが、
携帯をこれみよがしに忘れてきた美知留に寧ろうすら寒い何かを感じる。


宗佑の過去が美知留回想シーンより明らかになるようだ。

なんでも彼のお母さんは彼が10歳のころ、
他に男作って家を出て行ったままそれきり戻ってこなかったらしい。

別に殴られるなどの幼児虐待は受けていなかったらしい宗佑。


――――10歳、母親の突然の失踪。


この過去が、この事実が、彼をあれほどのDV男へ化したというのか。

うーん・・うーん・・・・うーん・・・・・


「だから僕は美知留と早く結婚して
子供のいる幸せな家庭を作りたいんだ。」


宗佑のこの言葉が決め手となったのか否か、
美知留はお腹に宿った子を産む決意を固めたようだ。



そんな美知留の元へ、母親が訪ねてくる。

「やめときな」とアンニュイ炸裂で美知留に言う美知留母。

子供なんて厄介なもの、
生きていく上で足手纏いなんだからと話す美知留母に
私のこともずっとそう思ってたんでしょ!?と詰め寄る美知留は
この子にはありったけの愛情を注ぎ育て上げる!と豪語する。

赤ちゃんと二人ならどうやら頑張れるらしい美知留。

そんな美知留へと「あたしも同じこと思ったわ〜」と
本当に思ったのか?な台詞を残し、
勝手にすれば〜?と美知留に微笑むことで、
娘の出産を促す美知留母。





瑠可、元気ですか?
私は一人でなんとかやっています。



なにをほざく。住む家も職も自力で見つけ出したのではないくせに。


ずっと一人だったから寂しくありません。



いつ一人だったのだろうか、この女は。



もう会えないんだね、瑠可。
でもしょうがない。
貴方を裏切った、報いだと思うから。



美知留は瑠可をいつ裏切ったのかは定かではないが、
どうやら激しく裏切ったらしい美知留。


例え二度と会えなくても、
私は今も、貴方達に支えられている。






本当に支えてくれているのは、
住むところを提供し、職まで探してくれた・・・・いや、もう言うまい。







空港になにやら赤い薔薇の花束を抱えた男が佇んでいる。

おぐりんだ。

エリを前におぐりんが叫ぶ。

「小倉友彦!一世一代の決断をしてまいりました!
貴女が忘れられませんでした!」



なんと、先週予告での結婚式は、
エリとおぐりんのものであったのだ。

この意外性はあるものの、さりとてどうってことない男女事情。


「やる時はやるんです!」というおぐりんの言葉に、
「あー、そうですか。」と投げやりに答えていたタケルと同じ想いの視聴者。


「しょうもないヤツでも私のほうがずっと愛してあげればいいかなって。」

という、既にのっけから“しょうもない男”扱いのおぐりんの、
晴れて正式に妻となったエリ。





瑠可はこれでシェアハウスも二人きりかと何処か寂しそうだ。
メンバーを募集するかというタケルの提案に賛同はするものの、
エリみたいにサバサバした男前な女子も、
おぐりんみたいに気持ちのいい男子も、
なかなかいないものなぁと新メンバー募集に躊躇いを見せる2人。


雨の夜、傘も差さずに座っていた、
美知留と会った場所を懐かしむ瑠可の姿に
タケルはある決意をしたようだ。


林田からバイクを借り、美知留を迎えにいこうと瑠可に言うタケル。

「瑠可と暮らしているのは最高に楽しい。
でも瑠可の心にあいた穴を見ているのは辛い。」



二人はまずは美知留の母親を訪ねたようだ。
しかし、アパートに既に母親の姿はなく、
こういう場合必ず現れるご近所の住人により、
彼女は九州に越しちゃいましたよ〜と知らされる瑠可とタケル。


タケルは瑠可に美知留が行きそうな場所はないか?と訊ねる。

瑠可が口に出したその地名は、
嘗て美知留が母親と住んでいたことがあるという“銚子”だった。



早速バイクにて銚子へ向かう2人。

瑠可は中免を持っていないらしい。
バイク屋で整備のバイトをしているくせに中免もない瑠可。

おそらく上野樹里に免許を取る時間がなかったのだろう。

そんなわけで運転はタケルだ。


海。浜にテントを張るタケル。

瑠可はなんだかんだでタケルと一緒にいる時には
皿も洗わなければテントを張ることもしないようだ。


「こういうのもいいな。
タケルと二人で旅して美味いもん食って一緒に泊まって。
夫婦って案外こういうものなのかもね。」


長年連れ添った夫婦は男でも女でもなく
友達みたいな関係になるっていうじゃんと話す瑠可の言葉から、
何故、何故、何故、タケルが自身の幼き頃のトラウマを
語り出そうと思ったのか、その流れに疑問を抱くものの、
そのすべては

今日が最終話だから


の一言で片づけられるものとし、今、タケルが瑠可に語り出す。



姉に受けたある行為と、
すべてを自分のせいだと思うことで成り立たせた家族の形態。

「女の人の身体が怖くなるんだ。
そういう場になると。
俺、最低だよな。
一生まともな恋愛なんてできない。
女の人を、幸せにすることも・・。」


そんなタケルへと瑠可は言う。



「できるよ、タケルは。
タケルは女を幸せにできる男だよ。
それは私が一番よく知ってる。」





これにて、タケルのトラウマ劇場は閉幕だ。

あれほどにひっぱり続けた彼のトラウマ問題は、
瑠可のたった一言で救われてしまったようだ。




引き続き美知留の捜索を続ける2人は、
ようやく美知留が勤める旅館を見つけ出す。

バイクを飛ばすタケル。

そこへ
「今からなんかありまっせ。絶対なんかありまっせ。」なカットにて、
大型ダンプの走る場面が差し込むようにして映し出される。


そしてついに、



ダンプとバイク、正面衝突。
 



しかし、瑠可もタケルも

骨のひとつも折っちゃいねー。
 







あのでかさのダンプとバイクが、まさに正面衝突な、
そういう事故だ。悲壮極まりなき事故だ。


おそらくあの状況であれば、バイクに乗っていた2人は
ヘタすりゃ即死レベルな、そういうシチュエーションだろう。


しかし、無傷に等しいかすり傷な二人。


何故わざわざここで無意味に事故る必要があるのだ?
結局運ばれた病院で、診察に来ていた美知留と再会することになるのだが、
別に事故って運ばれなくとも、働いている旅館はすでに分かっておるのだから
そこへ普通にふっつーーーーに辿りつけばいい話なのではないのか?


いっそタケルが、もしくは瑠可が逝ってしまって
もはや収拾つかないラスフレのほうが、いくらも視聴者は
「そりゃないだろうよ!?ラスフレさんよ〜〜〜?」と
存分に突っ込みまくれたのではないだろうか。





再会した美知留と瑠可、そしてタケル。

なんだかんだあーだらこーだらな自己弁護を唱え続けていた美知留だが、
結局は瑠可の「美知留と生きていきたい。」の言葉と、
一緒に赤ちゃん育てていこう!な、

2人より3人、赤ちゃん足したら4人




な、たし算が決め手となり、
再びシェアハウスでの生活に舞い戻ることにするようだ。やれやれ。


そしてやれやれなこの場面で定番の陣痛が起り、
一瞬美知留ってこのまま赤子産み落として、
薔薇のない花屋のルリちゃんのように死んじゃうのかな〜?なんても
思ったりもしたのだが、

果たして、美知留はめちゃめちゃ普通に生きていた。





高血圧合併なんたらと早期剥離が重なったらしい美知留は、
しかしながら自然分娩にて赤子を産み落とす。


生まれたばかりだというのに、
生後4か月児などを投入することが多いドラマの中、
まだモロ―反射残るほどに小さな赤ん坊を抱かせて貰えるなんて
羨ましい、憎らしい。






「パパですよ〜〜〜〜〜〜







というどさくさに紛れて長澤まさみ夫ポジションをゲットするタケル。







子供の名前は、瑠美と名付けられたようだ。


瑠可のと美知留の瑠美

瑠美の「ル」にはタケルの「ル」も含まれているらしい命名「瑠美」



宗佑の宗も入れてあげるのが筋なのではないのか?



「宗瑠美(そるみ)・・・・・・・」




冬のソナタ、悪役女パク・ソルミ 박솔미 と同じ名でこの際生きやがれ。










これからもずっと友達でいよう。
できればずっと、別れずにいよう。
たとえ、別れてもいつかまた出逢い、笑い合おう。


My dear friends
You are my last friends






つまり深読みすれば、
美知留は好きな男タケルと疑似結婚生活が送れて、
瑠可は愛する美知留とその美知留が産んだ子を共に育てていける喜びを得て、
タケルは瑠可と共にこれまた生きていける喜びを得るという


メビウスの輪的トライアングル



なオチだということなのか?



なお且つ3人を繋いでいるのが、
宗佑の血を受け継いだ、子供というこの恐ろしさ。



思うのだが、このオチでは、
タケルのトラウマの身体的部分が解き放たれていないと思うのだ。

精神的には瑠可の言葉により癒されたタケルだろうが、
肉体的には未だ何も克服していないと思うのだ。

私は個人的に、その部分を、
瑠可の生物学的な『女性』の部分で最終的に解き放ってあげるのかと
思っていたのだが、そういうシーンも勿論なかった。

が、個人的には此処まで重く色々なテーマを掲げ
考えさせられたドラマなのに、このチャンチャンなるオチはなんだ?

これは21世紀的表現の自由の限界なのか。




次週、ラストフレンズは、
往生際これでもかと悪く、



アンコール特別編



をご提供くださるようだ。


これはアレか?
第1話〜最終話までの美味しいどころ取りみたいな、その手のアレか?


こうなったら、特別アンコール編とやらでは、
エリとおぐりんの間に息子が生まれ、
瑠美と結婚してシェアハウスで7人で暮らすというのはどうだろう?

そしてそれを空の上から、

「美知留・・良かったね・・美知留・・。」

と、宗佑が微笑んで見ているというありえないオチにでもしてくれ。



もしくは宗佑が亡霊となり再びシェアハウスを訪れ、

「美知留・・・眠りすぎたよ・・・美知留・・
僕の計算では僕が息絶える前に君が目覚め・・
病院に運ばれる設定だったのに・・・
君のいる場所で死んだ意味がまるでなかったよ・・・美知留・・・
ひどいよ・・美知留・・・。」

とでも延々呟いてくれやがれ。(投げ遣り









「・・美知留、

まだ死んでないよ・・・美知留・・。」








ああ、もうそういうラストのほうがいっそ腑に落ちたんじゃないか?と
錯覚してしまいそうなほど、

これまでの散々なあの仕掛けはなんだったんだ・・に終わった感のある
ラスト・フレンズ。


ちょっと、残念。













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